人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おじいちゃんの”キンカン”

おじいちゃんの”キンカン”_e0094325_12382513.jpgご近所さんで大きな畑やお庭に桜や梅の木、白菜や苺など沢山の季節の木々や野菜、果物などを栽培していたご近所のおじいちゃんが、最近ご高齢で自宅療養されている様子なのかその姿を見ることがなくなりその日息子さんがお世話に来られて、裏庭で明るいオレンジ色に実った”キンカン”を一つ一つ丁寧にもいでいらっしゃいました。

ブランの散歩途中だったのでいつものように「こんにちは~」「今日は温かいですね~」と声を掛けると「これ、食べてごらん!甘いよ~。」って一つ差し出してくれました。
口に入れ一噛みすると酸味の後に柑橘系の優しい甘みが口に広がってとっても美味しかったです。「ポケットに入れて持って帰りぃ~!」と言われ一握りを頂いて帰りました。

実っている木からもぎたての果物を頂くのは小さい頃から大好き!
実は子供の頃からこのあたりに住んでいたワタシは、週末自宅に遊びに来るいとこ達と小学生の頃は鬼ごっこをして遊ぶのが定番で、このおじいちゃんの畑周りはワタシにとってはテリトリーエリア、「ま~だだよ~!」と叫んではこのあたりに隠れ込んでいた。

すると初春の時期には大きく実った苺が黒いビニールシートの上でたわわに実り、甘い香りを想像させ魅力的に輝いていた。そんな魅力を断ち切る精神など皆無のワタシはすぐさま口に頬張りその甘い誘惑に見事に落とされていた。
そんな快楽を味わっているときには鬼から姿を隠す緊張感も瞬く間に失い、無防備となったワタシは「見っけ!!」と捕まってしまうのがオチ・・・。

そのおじいちゃんの畑の果物は本当に美味しくて、もいで土を手でパパッと払っただけで口にする、日頃おじいちゃんがどんなお世話をされて愛情掛けて作っているか知っているので水で洗ってなんてしなくても安心して食べられる。もちろん無農薬!

しかし、最近はどんな土でどんな水をやってどんな肥料をやって育てているか不明瞭な食物が売られているので販売されているものへの不信感は益々深まり、健康への懸念が高まっていますね・・・。
古き良き日本が懐かしく、センチメンタルになりました・・・。
そしてその頃のアステーヤ(とはヨガの八支則”ヤマ”の一つで人の所有物を流用しないという不盗の意味)を反省し改めておじいちゃんの育んだ作物への感謝をココロに感じたのでした。

ブランもおじいちゃんのキンカン大好きです♪(その目は狙っている?)
by lohastyle | 2008-02-10 12:38 | LOHAS